大阪市交通局の知られざる?保線車両

一か月もブログの更新をさぼっておりましたらはてなブログから催促のメールが届きましたw

 

さて、今日は毎年桃山台車庫にやってくる珍しい車両を紹介しようと思います。

 

6月12日の桃山台車庫

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大阪市交通局の 線路研磨車、RGH10C RAIL GRINDERです。線路を研磨し、車輪のフラット(車輪の一部が削れて平坦になること)によって生じた凹凸をなくし、安全性や乗り心地を改善します。北大阪急行はこの車両を保有していないため、大阪市交通局から借り入れて線路の研磨を行っています。毎年主に春~夏にやっているようです。

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この車両、アメリカの保線車両メーカー「Harsoc」が製造している車両です。日本では名鉄でも使われています海外で使われている姿も確認できました。

 

ちなみに、線路の凹凸は大変な騒音と揺れを引き起こします。緑地公園駅のレール表面は、表面に激しい痛みが生じていましたが去年研磨され、乗り心地が良くなり騒音も少なくなりました。

北大阪急行の安全報告書では作業中の光景を見ることができます。

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(「北大阪急行2015年安全報告書」http://www.kita-kyu.co.jp/company/pdf/anzen27.pdf p.20より引用)

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おそらくレールグラインダーとともにやってきたのであろう、大阪市交通局の機関車です。後ろになにかを引っ張っていますがはっきりとした役割は不明です。レール研磨に使う道具でも入っているのでしょうか。

 

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詳細不明の保線車両です。ドラム缶らしきものの中には風車が入っていました。何かを吹き飛ばすのか・・・?

 

こうした車両と保線員の方々によって北大阪急行の安全と快適さは保たれています。どこかのレールがきれいになっていたら思い出してあげてくださいw