北急千里中央駅、ホームドアのセンサーを観察してみた
北大阪急行千里中央駅はホームドアを設置し、9月から使用を開始する予定で現在工事が進められています。その中で、ホーム北側に柵が設置されたので取材してきました。
ホームドアの姿はまだなく、柵だけの設置です。
この柵の下の方にはセンサーが取り付けられています。
上から見てみましょう。
黄色い部分がセンサーと思われます。
このホームドア、新しい点としてホーム上のセンサーが車両が定位置に停車したことを検出し、ドアの開閉を自動で行うことがあげられます。これまでのホームドアでドアの自動開閉を行うには、定位置に停車したという信号を車上からホームへ送る必要があり、車両への改造が必要でした。このことは御堂筋線のホームドア設置が進まない一因になっていました。センサーで定位置停車を検知するこのシステムは車両への改造を不要にし、また車両のドアとは別にホームドアの開閉操作を行う車掌の手間を省くことができるのです。
二種類のセンサーを用いているようです。
裏側です。ボタンなどは見当たりません。(一切ボタンがないはずはないので、これは操作盤ではないようです。)
足は頑丈に固定されています。
どんどんと光景が変わる千里中央駅、また変化があればお伝えします!
参考:
京三製作所「北大阪急行電鉄 千里中央駅の可動式ホーム柵を受注いたしました」
関連リンク:
大阪市交通局の知られざる?保線車両
一か月もブログの更新をさぼっておりましたらはてなブログから催促のメールが届きましたw
さて、今日は毎年桃山台車庫にやってくる珍しい車両を紹介しようと思います。
6月12日の桃山台車庫
- 大阪市交通局RGH10C RAIL GRINDER 線路研磨車
大阪市交通局の 線路研磨車、RGH10C RAIL GRINDERです。線路を研磨し、車輪のフラット(車輪の一部が削れて平坦になること)によって生じた凹凸をなくし、安全性や乗り心地を改善します。北大阪急行はこの車両を保有していないため、大阪市交通局から借り入れて線路の研磨を行っています。毎年主に春~夏にやっているようです。
この車両、アメリカの保線車両メーカー「Harsoc」が製造している車両です。日本では名鉄でも使われています。海外で使われている姿も確認できました。
ちなみに、線路の凹凸は大変な騒音と揺れを引き起こします。緑地公園駅のレール表面は、表面に激しい痛みが生じていましたが去年研磨され、乗り心地が良くなり騒音も少なくなりました。
北大阪急行の安全報告書では作業中の光景を見ることができます。
(「北大阪急行2015年安全報告書」http://www.kita-kyu.co.jp/company/pdf/anzen27.pdf p.20より引用)
- 大阪市交通局KL-15
おそらくレールグラインダーとともにやってきたのであろう、大阪市交通局の機関車です。後ろになにかを引っ張っていますがはっきりとした役割は不明です。レール研磨に使う道具でも入っているのでしょうか。
- 大阪市交通局13LS
詳細不明の保線車両です。ドラム缶らしきものの中には風車が入っていました。何かを吹き飛ばすのか・・・?
こうした車両と保線員の方々によって北大阪急行の安全と快適さは保たれています。どこかのレールがきれいになっていたら思い出してあげてくださいw
北急春のふれあいフェスティバル 保存車両片付け編
北急ふれあいフェスティバル、イベント終了後の片付け編です。中に入れない我々としては、ここが一番面白い瞬間で、保存車両をピットに戻すところが見られます!
まずはc#2002が…
タイミングミスった・・・
続いてc#8001 カットモデルのc#8901と並びました!かつては1号車と10号車の関係だった2両、横に並ぶのは初めてではないでしょうか。(※去年のイベントでも並んでいたはずです。)
そして…
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!! 2車種連結!
そのまま検車場に入って行ってしまいました。保存車両の保管場所は7番ピットなのですが。
途中で8006fが出発します。(夕出庫)
反対側の入り口では片付けが進んでいました。おおっ、「89…」の文字が…!車番が見えるぞ!
風に揺れてて怖いよ・・・
この後動きがなかったので撤収しました。
さようなら・・・
イベントのスタッフさん、北大阪急行の運転手さんや車掌さん、社員さん、楽しいイベントをありがとうございました!撮影に来られた方、お疲れ様でした!
参考リンク: