大阪市交通局30000系第5編成(31605f)が営業運転開始!

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4月21日、大阪市交通局30000系第5編成(31605f)が営業運転を開始しました。より詳しい記事は後ほど掲載します。

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運用入り秒読み?北大阪急行9000形第4編成(9004f)が6回目の試運転

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4月18日、北大阪急行9000形第4編成(9004f)が試運転を行いました。確認しているだけでも6回目の試運転となります。

 

 

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逆向きに出発し入庫する9004f

 

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ご一緒した北急8006fさんから聞きましたのですが、ドアのところに広告が貼られていました。営業運転も近いとみられます。

 

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車庫で並んだティラミス9003fと9004f

 

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この日は日中運用がシルバー塗装の9001fと9002f、夕出庫が8000形3編成の8005f、8006f、8007f、車庫にいたのがティラミス塗装の9003fと9004f、というように、綺麗に分かれていました。今後はティラミスが増えてくるのでしょうね。

 

このあと車庫の裏側に移動し、自動塗装装置がなくなっていることに気がついたのは別のお話。

 

桃山台車庫の自動塗装装置が解体へ 8000形リニューアルはラッピングに?

北大阪急行の車両が並ぶ桃山台車庫。この車庫には、痛んだ塗装を塗り直す全自動塗装装置があったのですが、今日確認した時点ではすでに解体されて姿を消していました。

 

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線路だけになった建物の中

 

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かつてはここに塗装装置がありました。

 

 

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未塗装で車両工場から運ばれてきた9003fも、この装置で塗装を受けました。(写真は塗装機とは別のところで撮影)

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この塗装装置は、手作業で研掃、塗装し均一な塗装に仕上げるためには手作業では熟練を要するほか、塗装や粉塵による健康被害や大気汚染という問題を解決するために、北大阪急行と塗装機メーカーとの共同開発で作られた、車両研掃用としては日本で初めての乾式自動研掃装置です。[1] 8000形の全般検査の際に塗装を塗り直すために活躍していました。

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全般検査の後、塗装直しを終えたc#8006

しかしながら、9000形、特に「ティラミス」の愛称で親しまれる9003fの登場以降、北大阪急行は方針を転換したようです。プレス(おそらく鉄道雑誌向け?)での説明会で、係りの方が「ラッピングにより可能になる多彩な表現の利用を今後拡大していきたい」と話していた(僕はそれをフェンスの外から聞いていました)ことや、ティラミス塗装がほとんどの部分がラッピングであることから推察するに、痛みにより塗り直しの必要が生じる従来の塗装は用いないようにしたようです。

 

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塗装の転換点となった9003f

さらに、北大阪急行は「鉄道事業の旅客運賃上限変更認可ならびに運賃改定の実施について」の中で「8000形リニューアル工事(内装更新等)の実施(平成29年度以降)」を挙げており、8000形のうち8006fや8007fはリニューアル工事を受けるとみられます。置き換えが進む8000形の一部編成にリニューアル工事を施すということはすなわち、リニューアル編成は今後数年は使用するということであり、全般検査をあと何回かは受けると考えられます。全般検査のたびに塗装を塗り直すのが今までの検査であったことを考えると、自動塗装装置が解体されてしまった今、8000形もラッピング塗装になるのではないかと予想できます。ラッピングを用いた多彩な表現のある8000形…もし塗装が変わるとすれば、どんな姿になるか楽しみですね。

 

※ティラミス塗装はラッピングとはいえ、従来の塗装を用いた部分があり、その部分の痛みを今後どう直すのかは不明です。

 

参考リンク:

osaka-subway.com

塗装機の写真があります。ぜひこちらもお読みください。

 

 

出典:

[1] 北大阪急行電鉄株式会社(平成6年3月)『北大阪急行25年史』p.138-139

 

 

思い出の編成は?ポールスター人気投票②

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ポールスター人気投票、いよいよ5位〜1位を発表します!

 

 

5位 9000形第2編成(9002f) 8票

 

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6位の9001fに続き、2015年2月に営業運転を開始した9002fです。この編成の登場で、9000形同士の並びが見られるようになりました。貫通扉の開閉ボタンが緑色に光るようになったのが、第1編成からの進化です。ヘッドマークも付けてもらえず、語られることの少ない地味な編成です。

 

4位 8000形第3編成(8003f) 9票

 

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8000形第3編成です。注目すべきは、この編成は8000形の更新工事を初めて受けた車両だということです。前面灯の白色化やモーター制御機器の更新、車内照明のLED化が行われたのはこの編成が最初でした。これにより西日本最初の車両に搭載された照明が100%LED化された編成になりました。(参照)

なかもず寄りの先頭車c#8903だけ、LEDを敷き詰めたような前面灯を採用していたのが特徴でしたが、2015年7月頃、他の編成と同様のものに変えられてしまいました。(LED敷き詰め型の前面灯の試験が終わったからだそうです。)

 

3位 8000形第7編成(8007f) 10票

 

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8000形最後の編成、8007fです。9000形が来る前は、広告のイラストによく登場していました。更新工事を受けた車両としては8003fに続く2編成目です。

 

3位 8000形第5編成(8005f) 10票

 

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電球の前面灯、GTOインバーターという、デビュー当時とほとんど同じ懐かしい姿で人気を博している編成です。更新工事を受けていない編成は8002f、8001fの引退で今では唯一となってしまいました。GTOインバーターの唸る音に温かみのある電球の前面灯は最高です。(meronkingの感想) 去年の6月に定期検査から復帰したものの更新工事を受けずに戻ってきたので、そう遠くないうちに9004fに置き換えられる形で引退するのではないかと噂されています。早めに撮影、乗車しておきましょう。

 

2位 9000形第3編成(9003f) 12票

 

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2016年2月にデビューし、9000形の新たな塗装の第1号となった9003fです。銀色をベースにした地下鉄らしいそれまでの塗装から一変し、8000形ポールスターのベージュに親会社である阪急電鉄の茶色を前面に押し出した衝撃的な塗装で、「チョコエクレア」「歌舞伎面」「ティラミス」と呼ばれています。塗装が不要なアルミやステンレス製の車両が増え、銀色に帯だけという塗装がほとんどになった中、ほぼ全面に塗装を施したデザインで人気を集めています。

ちなみにこのデザイン、帯はラッピングで、側面の茶色いところには竹模様が描かれています。

 

2位 8000形第6編成(8006f) 12票

 

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(写真は3枚とも北急8006fさん提供)

8000形第6編成です。この編成の最大の特徴はドアの上に電光案内板があることで、この電光案内板だけで一目で見分けることができます。この電光案内板、実はもともと全編成に取り付けられる予定で、下穴を開ける準備工事も全編成になされているのですが(今でも穴がステッカーでかくしてあります)、予算切れのためこの編成にだけ取り付けられたそうです。駅ナンバリングに非対応だったり、広告が桃山台以外ほとんど流れなかったりと、「設置しただけ」にされている感じがします。電光案内板だけで人気を博している編成ですw

もう一つの特徴はドアチャイムが自動化されていて、御堂筋線内でもチャイムが鳴るということです。8000形の他の編成はドアの開閉とともボタンを押してチャイムを鳴らしているため、御堂筋線の車掌さんはほとんどの人がチャイムを鳴らさないのですが、この編成だけ開閉と連動してチャイムが鳴る仕組みになっており、地下鉄線内であのメロディーを聞くことができます。ちなみに9000形は全編成ドアチャイムが自動化されています。

 

とか言ってますが、8006f好きのこの方、「幼稚園の頃に乗ったから」だそうですw

1位 8000形第1編成(8001f) 29票

 

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圧倒的票差をつけて見事1位に輝いたのはポールスター第1号、8001fです!1987年7月1日に、2000形の後続としてデビューしました。ステンレス製なのに全面に施された塗装、運転席窓下の帯が側面で折れ曲がるデザインは泉北高速鉄道5000系など、他の車両に大きな影響を与えました。また、丸い屋根を採用せず(とはいえわずかながら丸みを帯びてはいるのですが)車両限界ギリギリまで車体を大きくし、薄型の冷房機を搭載することで広々とした車内空間を実現しています。御堂筋線の他の車両とは一線を画す外観に、阪急電車と同じ木目調の内装、さらにバネが入った座席を採用し、「乗れたらラッキーになる」と言われるようになった8000形の第1号となった編成です。

残念ながら、2016年3月8日、9003fに置き換えられる形で引退しました。最後の回送にはファンが50人も集まり、別れを惜しみました。現在は千里中央寄りの先頭車c#8001が桃山台車庫で保存されています。なかもず寄りの先頭車c#8901はカットモデルにされ、イベントの時はシュミレーターとして使われています。

 

 関連リンク:

osaka-subway.com

 

私の知識不足から特徴が書けなくて誤魔化した編成もありましたが、次にポールスターに乗るときに、その編成の特徴を思い出して楽しんでもらえれば嬉しいです。Twitterで投票してくださった方、ありがとうございました!

 

投票について:

合計投票数と、それぞれの選択肢の得票率から各選択肢の票数を概算。少数になるため誤差はあります。Twitterの仕様上、一度に4つまでしか選択肢が用意できないので、「8001f〜8004f」「8005f〜8008f」「9001f〜9004f」の3ツイートに分けて投票を行いました。(8008fはミスです。2002fにすれば良かった・・・)なお、複数のツイートに投票することができるため、一人最大3票まで投票ができました。